ヒンディー語を勉強するのにデーヴァナーガリー文字を覚える必要はある?

ヒンディー語を勉強してみたいけれど、文字を覚えるのが大変だというご相談をいただきました。ローマ字を使ってヒンディー語を学習することは可能ではありますが、基本的にはデーヴァナーガリー文字を覚えることをおすすめしています。

デーヴァナーガリー文字は発音を正確に表記できる

ローマ字、カタカナでは表せない違いがある

なぜデーヴァナーガリー文字を覚えたほうがいいのかというと、ヒンディー語の発音を正確に表記できるからです。ローマ字やカタカナでは、ヒンディー語の音を正確に伝えることができません。

例えば、ヒンディー語には日本語のラ行に似た子音が4つあります。デーヴァナーガリー文字を使えば、र ल ड़ ढ़ という4つの文字で書き分けられます。これらの音を含んだ単語に、「読む」という意味のパルナーという動詞があります。カタカナで覚えてしまうと、どのラの音なのか判別することができず、発音を正確に覚えることが難しくなります。デーヴァナーガリー文字を使うと पढ़ना と表記できますので、文字を見るだけで正しく発音することが可能です。同様のことがローマ字表記でも起こります。

デーヴァナーガリー文字から発音を再現できる

一度聞いただけで単語の音を記憶できるのであれば文字は必要ないかもしれませんが、そのような才能を持つ人はほんの一握りです。多くの人は同じ単語に何度も触れることで語彙を増やしていきます。その際に、デーヴァーナーガリー文字で単語を記述しておけば、正確な発音を再現することが可能です。デーヴァナーガリー文字は文字と発音の乖離が少ない文字ですので、その利点を活用していきましょう。

発音の重要性

「そもそも、正確な発音まで勉強する必要があるのか?」「カタカナ発音でも伝わればいいのでは?」と仰る方もいるかもしれません。確かにコミュニケーションを取るのに、ネイティブと全く同じ発音は必要ありません。しかし、発音のポイントを押さえていないと、誤った意味で伝わってしまうこともあります。

例えば、マハートマー・ガーンディーの「ガーンディー」は गाँधी (gaandhi) という発音ですが、よく似た音の गंदी (gandi)と言ってしまうと、「汚い女」という意味になってしまいます。

自分の考えを正確かつスムーズに伝えるためには、ポイントを押さえた発音が重要です。具体的には、短母音・長母音、無気音・有気音など、ヒンディー語で対立する音を使い分ける必要があります。したがって、これらを書き分けることのできるデーヴァナーガリー文字を使って学習するのが効果的です。

デーヴァナーガリー文字は難しくない

デーヴァナーガリー文字を覚えるメリットは感じていただけたでしょうか?やる気が出てきたら、デーヴァナーガリー文字を一気に覚えてしまいましょう。見慣れていないため難しそうに見えるかもしれませんが、実はそんなに難しくありません。

文字の数は多くない

デーヴァナーガリー文字の基本となる文字は、母音と子音を合わせて44文字です。ひらがなが全部で46文字ですので同じくらいの量です。日本語はそれにカタカナと漢字が加わりますので、日本語と比べると圧倒的に覚える量は少ないです。

発音上のルールは少ない

デーヴァナーガリー文字は文字と発音の乖離が非常に少ないです。そのため、文字さえ覚えてしまえばほとんどの単語を読むことが可能です。英語は同じ文字でも異なる発音になる(例:catとmakeでaの発音が異なる)ことが多々あるため、実は暗記量が膨大となっています。デーヴァナーガリー文字を読むのは英語を読むよりも簡単なので、安心して学習してください。

以上のように、デーヴァナーガリー文字はヒンディー語学習の大きな助けとなります。そして、見た目から受ける印象ほど難しくないため、1か月ほど集中して勉強すればスラスラと読むことができるようになるはずです。ヒンディー語を学びたいと思ったら、ぜひ文字を覚えていただきたいです!

デーヴァナーガリー文字については、文字と発音のページで学習が可能です。一緒に文字を読むレッスンも承っています。

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