ヒンディー語の形容詞
形容詞は名詞を修飾する役割を持ちます。ヒンディー語の形容詞は名詞の前に置かれるか、補語として使われます。名詞に合わせて形が変わるタイプと、変わらないタイプの2種類があります。
形容詞の活用
[ɑː]で終わる形容詞は名詞の性、数、格に従って活用をします。अच्छा(良い)、बड़ा(大きい)、छोटा(小さい)、लंबा(長い)、पुराना(古い)、काला(黒い)などが当てはまります。
形容詞 बड़ा [bəṛɑː]を例にして表にしてみます。
主格 | 後置格 | |||
単数 | 複数 | 単数 | 複数 | |
男性名詞 | बड़ा [ɑː] | बड़े [eː] | ||
女性名詞 | बड़ी [iː] |
(例)बड़ा कमरा 大きい部屋(男性名詞・単数・主格)
बड़े कमरे 大きい部屋(男性名詞・複数・主格)
बड़े कमरे में 大きい部屋に(男性名詞・単数・後置格)
बड़े कमरों में 大きい部屋に(男性名詞・複数・後置格)
बड़ी मेज़ 小さい机(女性名詞・単数・主格)
बड़ी मेज़ें 小さい机(女性名詞・複数・主格)
बड़ी मेज़ पर 小さい机の上に(女性名詞・単数・後置格)
बड़ी मेज़ों पर 小さい机の上に(女性名詞・複数・後置格)
活用しない形容詞
[ɑː]で終わらない形容詞は、形が変わることはありません。लाल(赤い)、सुंदर(美しい)、साफ़(清潔な)、खाली(空の)、आसान(簡単な)などが当てはまります。
(例)खाली कमरा (空いている部屋)
खाली जगह (空いている場所)
खाली कमरे में (空いている部屋に)
また、ज्यादा [zyɑːdɑː](多い)、बढ़िया [bəṛhiyɑː](上等の)は[ɑː]で終わる形容詞ですが、例外的に活用しません。
(例)दो बढ़िया कमरे (二つの上質な部屋)