ヒンディー語の命令文

ヒンディー語の命令文は動詞を命令形に変化させることにより作られます。主語は省略可能ですが、省略されないことも多いです。

ヒンディー語には2人称が3種類あるため、命令形の活用も3種類になります。

主語活用(例)आना の活用
आप あなた語幹+इए [ieː]आइए [ɑːieː] アーイエー
तुम 君語幹+ओ [oː]आओ [ɑːoː] アーオー
तू お前語幹आ [ɑː] アー

(例)आप यहाँ आइए ここに来てください
   कल आओ 明日来てよ

コピュラ動詞の命令文

コピュラ動詞の命令形はありません。そのため、コピュラ動詞の文章で命令文を作りたい場合は、一般動詞のरहना (ある状態が継続する)を使います。

(例)आप घर पर हैं あなたは家にいます → घर पर रहिए 家にいてください
   तुम खशु हो 君は幸せです → खशु रहो 幸せでいてね

関連文法事項:一般動詞

虚辞 न を使った命令文

命令文の末尾に न を付けると「~ね」「~よ」という念を押したニュアンスになります。

(例)घर पर रहिए न 家にいてくださいね
   तुम आओ न 君は来てね