ヒンディー語の不定詞
ヒンディー語の不定詞は、動詞の原形と同じ形【ーना】となります。 不定詞は名詞と同じように、主語や目的語、補語となったり、後置詞の前に置かれて形容詞句や副詞句を作ることができます。
不定詞が主語となる場合
हिन्दी बोलना आसान है ヒンディー ボールナー アーサーン ヘ ヒンディー語を話すのは簡単です。
不定詞が目的語となる場合
मैं चाय पीना चाहता हूँ メン チャーイ ピーナー チャーハター フーン 私はチャイを飲みたいです(飲むことがほしいです)。
不定詞が補語となる場合
मेरा शौक डांस करना हैं メーラー ショーク ダンス カルナー ヘ 私の趣味はダンスをすることです。
不定詞が形容詞句を作る場合
खाने की चीज़ カーネー キー チーズ 食べ物(食べるためのもの)
不定詞が副詞句を作る場合
खाने के बाद カーネー ケー バード 食べた後
不定詞の活用
不定詞が後置詞の前に来る場合、名詞と同様に活用が起きます。動詞の不定詞には性・数はないため、格のみを考えればよいです。
主格・目的格 | 後置格 |
ーना [nɑː] | ーने [neː] |
(例)करने के लिए カルネー ケー リエー するために
करने से カルネー セー することによって、するより
करने में カルネー メン することにおいて
करने के बाद カルネー ケー バード した後
不定詞を使った表現
不定詞を使った特別な表現がいくつかあります。どれも使用頻度の非常に高いものですので、覚えておきましょう。
ーने देना ~させる(許可)、~させておく(放置)
英語のlet 人 do のような表現です。देना は現在形、過去形、命令形、否定形などを取ります。
(例)उसे जाने दो ウセー ジャーネー ドー 彼を行かせてあげて
मैंने कमरे में हवा आने दी メーンネ カムレー メン ハワー アーネー ディー 私は部屋に風が入ってくるままにした
ーने लगना ~し始める(開始)
自動詞扱いとなります。開始するという事実を客観的に表現する時に使います。それに対し、誰かが能動的に開始した場合はーना शुरू करना という表現を使います。
(例)वह आम खाने लगा ヴォ アーム カーネー ラガー 彼はマンゴーを食べ始めた(客観的)
(参考)उसने आम खाना शुरू किया ヴォ アーム カーナー シュルー キヤー 彼はマンゴーを食べ始めた(動作主の意志や意図がある)
ーने वाला ~しようとするところだ
英語のbe about to~に相当する表現です。今まさに起きようとしていることについて使います。वाला は主語の性・数に合わせてवाला、वाली、वाले と変化します。
(例)वह आने वाली है 彼女は今来るところです
हम जाने वाले हैं 私たちは行くところです
ーना चाहिए ~すべきである(必要)
行為の主体(意味上の主語)は ....को をとります。先行する名詞(意味上の目的語)がある場合、不定詞はその名詞の性・数に合わせて活用します。直訳すると、「...にとって~することが必要である」となります。
(例)आपको यह किताब पढ़नी चाहिए アープコー イェ キターブ パルニー ヘ あなたはこの本を読むべきです
※不定詞 पढ़ना は किताब(女性・単数)に合わせて पढ़नी になる
ーना है ~することになっている(当然・予定)
行為の主体(意味上の主語)は ....को をとります。
(例)आज स्कूल जाना है アージ スクール ジャーナー ヘ 今日は学校へ行くことになっています(行く予定です)
मुझे यह किताब पढ़नी है ムジェー イェ キターブ パルニー ヘ 私はこの本を読むことになっています(読む予定です)
ーना पड़ना ~しなければならない(強制)
行為の主体(意味上の主語)は ....को をとります。
(例)हमें बाहर निकलना पड़ा ハメーン バーハル ニカルナー パラー 私たちは外に出なければならなかった
मुझे यह किताब पढ़नी पड़ती है ムジェー イェ キターブ パルニー チャーヒエー 私はこの本を読まなければなりません