ヒンディー語で「カギをかける」は?

ヒンディー語で鍵はचाबी チャービーです。ですので、「鍵をかける」はचाबीを使うのかな?と考える方が多いかもしれません。その発想には母語である日本語が影響していると考えられます。少し整理してみたいと思います。

鍵と錠

चाबी チャービー [女性名詞]鍵。錠前を開けるために使用する道具のことです。

鍵のイラスト

ताला ターラー [男性名詞]錠。錠前。↓のような仕組みで扉をロックするための機構です。

錠前のイラスト

このように整理すると、扉を閉めるときに「かける」のは「鍵」ではなく「錠」であることが分かります。日本語の辞書を引いてみると、日本語の「鍵」は「錠」の意味も含んでいると書いてありました。そのため日本語では「鍵をかける」という表現になっています。

ちなみに、インドではイラストのようなタイプの錠前が今でも頻繁に使われています。私が留学時代に借りていた部屋もこの錠前を使っていました。外出するときに、扉を閉めた後、外からロックをする仕組みになっています。そのため、自分が部屋の中にいるときに外にいる誰かが悪戯で錠をかけると、部屋の中に閉じ込められるということが起きます…。一度だけそのようなことが起き、大家さんに電話して助けてもらったことがありました。

「鍵をかける」は?

本題に戻ります。日本語の「鍵をかける」という行為は本来「錠をかける」ことなので、ヒンディー語でもताला(錠)を使って表現しなければなりません。

ताला लगाना  ターラー ラガーナー 鍵をかける

となります。लगाना は「つける、かける、はめる」というような幅広い意味を持つ他動詞です。

(例)सोने से पहले दरवाजे पर ताला इसलिए 寝る前に鍵をかけてください。
   चाबी से ताला खोल दिया 鍵で錠を開けました。

ヒンディー語=日本語辞典 を引くとचाबी लगाना 「鍵をかける」という表現も記載されているので完全に間違いというわけではありません。ですが、ताला を使うことが一般的です。

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